ネタバレ

漫画のネタバレを語っているので
知りたくない人はここで森へお帰りください。
読み終わったらもう一度ここへ来てください。
本当のネタバレというものをお見せしますよ。

『テセウスの船』

ずっと愛読していた漫画です。
ずっと緊張感がありました。
ずっとこわかった。

過去が変わったことによって
未来の心は別人の心になりました。
読者が知っている心は死んでしまったんです。
心は一人で家族みんなを守ったんです。
ハッピーエンドだけどせつなかった。

タイムループモノではなく
過去と未来をループしないんですね。
つまり『テセウスの船』なんです。
タイトルできっちり説明しているのすごいと思う。

心が死刑囚の佐野文吾に
面会するシーンは泣きました。
「すまなかったなぁ」
「父さんって呼んでいいですか」
全私が泣いた。

みきお

みきおはサイコパスのシリアルキラーなんですね。
親がいないからそうなったのか、生まれつきなのか。
子供の殺人鬼は実在します。
「嫌い」だけで殺せてしまう。

鈴のことが好きだったんですね。
明音ちゃんを殺した理由は
「鈴の悪口を言っていたから」
筋が通っていますね。
まっすぐなんだね。

未来のさつき先生の顔こわすぎませんか。
みきおは「自分がかわいそう」という立場から
罪悪感を持たせることで人をコントロールします。
さつき先生も鈴もずっと一緒に生活するうちに
洗脳されてしまいました。

サイコパスって洗脳するのが上手なんですよね。
例えばブラック企業の社長にはサイコパスの人が多いのだとか。

伏線

伏線の描き方がうますぎます。
学校の廊下に並んでいる習字とか
学校の教室の背景に貼られている絵とか。

みんな「よもぎ」なのに
ひとつだけ「平和」という習字があって
一人だけ他とは違う子供がいるという
伏線になっているんですね。

心が過去にタイムスリップして
はじめに会ったキツネのお面の子供、
あれはみきおだったのかな。

ドラマ

そしてなんといっても祝ドラマ化。
丁寧にしっかり作られていて
うれしさのあまり漏らしました。
竹内涼真さんが原作の主人公にしか見えないの!

ドラマ化にあたって原作と違ったのは
由紀が出産して病院で死ぬシーンの遺言が
ドラマらしいセリフの演出になっていたり
テープの録音がワープロのテキストになっていたり
きちんと配慮されて変えられていると感じました。
場所が北海道から宮城県になったのは
撮影しやすいロケ地だったからなのかな。

時代設定を「平成元年」と「令和元年」にしていたのよかった。
令和になって平成の犯罪をふりかえる特番が放送されていたのは
「お〜」ってなりました。うまいな〜。

こういった上手な改変であれば
原作ファンとしてもうれしいです。
ドラマも応援していきます。

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